岸本建設情報通信STAFF BLOG

トイレリフォームにかかる費用と工期の目安

【便器交換のみの場合】

工期：半日〜1日

費用:：10万〜

床や壁などを改装せず、トイレの便器だけの交換の場合は、半日程度で工事は終わります。

しかし、和式から洋式への改装工事の場合は、既存トイレの撤去範囲に応じて、1〜3日程度かかる場合があります。

便器交換のみのトイレリフォームは、一番リーズナブルな工事となります。

【内装も同時にリフォーム】

工期： 1日〜2日

費用：20万〜50万程度

トイレをリフォームされる方は、床や壁材も新しくされる場合が多いです。

湿気で劣化が進んでいる事も多く、色等をガラリと変える事で気分も一新します。

内装は、壁はクロス、床はクッションフロアにされる方がほとんどで、費用もリーズナブルで、工期も短いです。

タイルやパネルを使用される場合は、工事内容に準じて費用と工期がかかってきます。

【和式から洋式へリフォーム】

工期： 3日〜1週間程度

費用：30万〜150万程度

和式トイレから洋式トイレへのリフォームは、既存のトイレのレイアウトと撤去部分の規模によって工期も費用も大きく変わってきます。

配管の位置が大きく変わったり、段差がある場合その撤去や小便器の撤去がある場合は、工事費・工期ともにプラスになる傾向にあります。

チェックしておきたいポイント

【トイレ(便器・便座)の最新機能】

最新型トイレの大きな特徴の一つが節水機能です。

近年は、「水道代が気になるのでトイレをリフォームしたい」という方が少なくありません。

最新型のトイレに比べ、ひと昔のトイレの水の使用量は約2倍から3倍にもなるのです。

トイレは、毎日何度も使用しますので、綺麗で節水できる方がいいですよね(*^_^*)

また、便器の掃除の手間を軽減する機能や、オート洗浄、蓋のセンサー開閉、節電機能など、メーカー各社からさまざまなトイレが登場しています。

【トイレ本体のサイズ】

機能ばかりに気を取られて見落としがちなのが、トイレ本体のサイズです。

既存のトイレより小さくなった為、以前のトイレの設置跡が目立ってしまった、逆にサイズが大きくなった為に空間が狭くなり掃除のしづらさ、動きづらく不便に感じる、というリフォーム後の後悔をなくす為にも、今とどの位サイズが変わるのか、事前に把握しておきましょう。

【トイレの出入りを含めた現在の使い方】

折角リフォームをするのだから、トイレの出入りの際に不都合はないか、この先不都合が生じる可能性がないか確認しておきましょう。

内開きのドアを外開きにしたり、開き戸を引き戸に変える事で、ぐんと使いやすくする事ができます。

【内装リフォームも同時に行うか】

トイレのリフォームの際には、壁・床の内装も同時にリフォームするケースが大半です。

内装を変える場合、現在お使いのトイレの壁や床に気になる所があれば、同時に解消できるよう、不具合ポイントをピックアップしておくと良いでしょう。

壁紙の柄をガラリと変える等のイメージチェンジも、小さなスペースであるトイレならチャレンジしやすいですね。

①コストを抑えて最新式に交換

トイレの故障などで早急な修理が必要な時、費用を抑えたい時、内装の傷みが殆どない場合等は、便器だけを交換する事ができます。

ほとんどの場合、本体価格＋基本工事費のみで対応可能です。

最低限のリフォームにはなりますが、雰囲気を変えたい場合は、便器の色や形を替えるだけでも印象が違ってきますので、カラーバリエーションのある便器を候補にしても良いでしょう。

②トイレ交換と同時に床材張り替えがおすすめ

「便器の交換だけでいい」と思われる際でも、注意していただきたいポイントがあります。

それは、既存床の汚れです。

最新型トイレの多くは、サイズがコンパクトになっており、撤去前のトイレの設置跡が隠れ切れずに残ってしまう場合があります。

設置跡が残ってしまう場合、便器が新品なだけに、よけいに床の汚れが目立つ事になってしまいます。

業者によっては、美観を全く考慮せず、依頼された工事のみを行う所もあるので注意が必要です。

「最新のトイレに交換したのに、床が汚く見える」という事にならないよう、施工事例が豊富で信頼できる業者や、職人の意見が聞ける施工会社に確認されると良いですね。

③狭い和式トイレを洋式に替える

狭い和式トイレをリフォームする際には、壁を撤去する事が多いのですが、間取りや予算の関係で壁の撤去ができない場合でも、「和式改修用便器」という物を使用して洋式トイレに替える事が可能です。

これは、コーナーを利用して設置する形状のもので、ブース寸法の狭い和式便器からの取り替え時に便利です。

④トイレの高さを高くする介護リフォーム

トイレは毎日何回も使用しますし、その度に立ったり座ったりの動作をする事になります。

使用される方の身長に合わず便座の位置が低い場合、特に高齢者の方は、その動作が負担になる事があります。

そのようなケースに対応できるのが、便座を高くする事ができる「補高便座」です。

これは、便座の上に置いて使う器具で、工事不要で既存の便座にも設置が可能です。

介護リフォームを検討されているご家庭は、便座の高さが合っているかどうかも、確認したいポイントですね。

⑤ドアの形状や段差の解消も考えたバリアフリーリフォーム

トイレをリフォームされる理由の一つに、介護の為というのが少なくありません。

新築時には不便に感じなかった段差や、ドアの開閉にかかる動作の負担等、要介護者の視点で見ると、様々な改修ポイントが見えてきます。

例えば、ドアを開き戸から引き戸に変える事で開閉の為に回り込むといった動作をなくしたり、段差を解消し安全性を確保する事も可能です。

ちょっとした事かもしれませんが、毎日何度も使用するトイレですし、トイレのリフォームは頻繁にするものではないので、同じリフォームをするなら、バリアフリーに対応するのも長い目で見てメリットが大きいかもしれません。

⑥とにかく掃除を楽にしたい！綺麗をキープするトイレリフォーム

最新型トイレの大きな特徴として、節水機能の大幅向上が挙げられますが、もう一つ大切なのが、掃除しやすい形状に進化している事です。

手が届きにくかった隙間や、掃除しづらく汚れの溜まりやすい溝をなくした形状のトイレがメーカー各社から出ています。

掃除しやすいトイレ選びと共に、内装材も掃除しやすいものに変えると、トイレライフがますます快適になります。

床材は汚れが染み込まないクッションフロアがオススメです。

壁には、汚れ防止機能のついたクロスもありますが、つるんとしたメラミン板や台所用のキッチンパネルなどを貼る方もおられます。

サッと拭くだけで汚れを落とす事ができるので、掃除が楽になりますね。

また、綺麗を保つポイントとして、便器のサイズもチェックしましょう。

既存のトイレより大きいサイズになった場合、必然的に空間が狭くなってしまい、掃除がしづらくなるというデメリットが生じます。

手洗い器を新設する場合なども、楽に動けるスペースがあるか、リフォームアドバイザーによく確認する事が大切です。

まとめ

生活する上で欠かす事のできないトイレ。

一日に何度も使用するからこそ、使用する水の量や、少しの使いづらさが、気付かないうちにストレスになっている事があります。

この記事では、実際のお客様の声を中心に、小さく積もった不具合を、リフォームで一気に解消するポイントをまとめさせていただきました。

お住まいのトイレ事情と重ねて、理想のトイレリフォームにぜひお役立てください。